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坊っちゃん  (俺と山嵐はこれで分(わか)れた。〜) (取り扱い店:楽天ブックス)

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■青空文庫から『坊っちゃん』を一部抜粋
俺と山嵐はこれで分(わか)れた。赤シャツが果(はた)たして山嵐の推察通りをやったのなら、実にひどい奴だ。到底(とうてい)智慧比べで勝てる奴ではない。どうしても腕力(わんりょく)でなくっちゃ駄目(だめ)だ。なるほど世界に戦争は絶えない訳だ。個人でも、とどの詰(つま)りは腕力だ。
あくる日、新聞のくるのを待ちかねて、披(ひら)いてみると、正誤どころか取り消しも見えない。学校へ行って狸(たぬき)に催促(さいそく)すると、あしたぐらい出すでしょうと云う。明日になって六号活字で小さく取消が出た。しかし新聞屋の方で正誤は無論しておらない。また校長に談判すると、あれより手続きのしようはないのだと云う答だ。校長なんて狸のような顔をして、いやにフロック張っているが存外無勢力なものだ。虚偽(きょぎ)の記事を掲げた田舎新聞一つ詫(あや)まらせる事が出来ない。あんまり腹が立ったから、それじゃ私が一人で行って主筆に談判すると云ったら、それはいかん、君が談判すればまた悪口を書かれるばかりだ。つまり新聞屋にかかれた事は、うそにせよ、本当にせよ、つまりどうする事も出来ないものだ。あきらめるより外に仕方がないと、坊主の説教じみた説諭(せつゆ)を加えた。新聞がそんな者なら、一日も早く打(ぶ)っ潰(つぶ)してしまった方が、われわれの利益だろう。新聞にかかれるのと、泥鼈(すっぽん)に食いつかれるとが似たり寄ったりだとは今日(こんにち)ただ今狸の説明によって始めて承知仕(つかまつ)った。


■『坊っちゃん』などの著作権が切れている作品は青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)でも読むことができます。
 
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